池邉祥子服飾研究室の既製服ライン「 TALK TO ME 」の展示会が無事終了いたしました。
お越しいただいたたくさんの皆様に感謝申し上げます。
二の腕は出せない…
デコルテを見せるのは恥ずかしい…
シャツをインするのはちょっと…
最初は試着を躊躇されていた女性たちも、
普段から体型を隠す着こなしをされてきた女性たちも、池邉さんのお洋服を纏った瞬間、
驚きと喜びの表情を浮かべながら鏡に映るうつくしい姿を見つめておられました。
女性の柔らかな身体のラインをどううつくしく見せられるか。
そのために女性の身体性をとことん追求し、
シンプルなようで数ミリ単位の調整を繰り返し作られたお洋服だからこそ、
一度纏うとその着心地の虜になってしまうのでしょう。
5日間を通して、たくさんの女性たちがご自身の新しい魅力と向き合う姿を目の当たりにし、
イヴ・サンローラン氏の言葉を思い浮かべていました。
Dressing is a way of life.
服装は生き方である。
池邉さんのお洋服を身につけることで、これからの生き方が変わる方々もおられることでしょう。
女らしさとは、自分自身と向き合う力を軽やかにうつくしく体現することと言えるかもしれません。
池邉祥子さんはこれからも、『人間にとっての「幸福」を衣服という物作りで探求して』いかれます。
展示会は名古屋、大分へと巡回されますので、ぜひそちらへも。
オーダーいただいたお洋服がお手元に届くのは今秋になりますが、
お帰りの際の皆様のお顔は既に「晴れ着」を纏ったかのように艶やかでした。
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池邉祥子服飾研究室インタビュー「往復書簡」はこちらから。→往復書簡